うつ病からの職場復帰の時期
うつ病から職場へ復帰する時期はどの段階からでしょうか?
今回は職場復帰の時期についてご説明します。
復帰は日常生活を送れるようになってから
うつ病は、一進一退を繰り返しながら、徐々に回復していくので、回復したからといって焦って復帰すると、症状が悪化する恐れがあります。
「もう元気だから元の生活に戻っても大丈夫」
と勝手に判断すると、ぶり返すことがあります。
復帰の目安はだいたい8割位回復したからと言われています。
気分が落ち着いて、一ヶ月くらい普通に日常生活を送れるようになったら、復帰を考えても良いと思います。
これに関しても、自分で勝手に判断するのではなく、医師とよく相談して決めて下さい。
また、復帰すると今までの分を取り返そうと頑張ってしまいがちですが、仕事もゆっくりしたペースで元に戻したほうが良いです。
うつになる人って基本的に凄い真面目な人だと思うので、無理しがちなんですが、ここで無理するとまた再発したりして迷惑をかける事にもなるので、ある意味少し手を抜くのも必要だと思います。
復帰しないほうが良い時
もうだいぶ回復して、復帰しようと思った時でも、朝起きるのが辛かったり、朝辛くて夜になると元気になるような変動がある場合は、もう少し休養した方が良いと思います。
それでも復帰しなければいけない時は、仕事を午後からにしてもらったりして下さい。
基本的に朝起きて具合が悪いようならまだ復帰には早計だと思って下さい。
社会復帰の前に気をつけるべきこと
生活リズムを戻す
社会に復帰するには、生活リズムを元に戻す必要があります。
これに関しても、あまり焦らずに徐々に戻していきましょう。
まずは早寝早起きを心がけて、外出するようにしましょう。
外出といっても近所の公園に行ってのんびりするというのでも構いません。
それに慣れてきたら、今度は職場のある駅まで電車で行ってみたりします。
そんな感じで徐々に慣らしていって下さい。
ストレスの原因を探る
うつ病にきっかけになったようなストレスの原因を探って、今後はどうすればそれを回避出来るかを考えるのも大事です。
職場の人間関係で悩んでいるのであれば、自分の考え方を少し変える必要があるかもしれません。
その為には、認知療法や対人関係療法なんかの精神療法を受けるという方法もありますが、書籍でストレスのかわし方を学んでも良いと思います。
今はいろんな自己啓発本みたいのが出ていますので、その中で自分が実際に実行出来そうなものを選んで読んでみるのも良いと思いますが、その本に書かれていることが出来なくても、自分はやっぱりダメだな~。。。なんて思わないようにして下さいね。
出来るものだけ自分の生活に取り入れればそれで十分です。
この辺の考え方については、実際に私が実践して効果のあったものを後ほどご紹介しようと思いますので、少々お待ち下さい。
それと、まだ回復していない時は、絶対に自己啓発本は読まないで下さい。
そんなの読んでも実行できるわけはありませんので・・・。
仕事が忙しくてそれがストレスだったのなら、会社に正直に言って量を減らしてもらったり、場合によっては課を移動してもらう必要があるかもしれません。
「そんなこと出来るわけない!」
そんな気持ちもわかりますが、うつは再発の危険が大きい病気なので、またストレスを抱えながら仕事をしていると、いずれまた再発する危険が高いです。
とにかく、うつのきっかけとなった原因を探って、それを回避するための方法は必要になってくると思うので、少し考えてみてください。
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