鬱の精神的症状
うつ病の時に感じる「憂鬱」と「普通の憂鬱」は違うものです。
ただの憂鬱でしたら、気分は落ち込むけど、日常生活はこなすことが出来ますが、うつ病の憂鬱ではその日常生活にも支障が出てきます。
うつ病は物事を悲観的に捉えやすく、小さなことで不安を抱いたり、考えなくてもいい事を悪い方へと考えたりします。
ですので、気分を変えて前向きになるということが出来ません。
うつ病の代表的な精神的症状
- 何をやっても楽しめない
- あらゆることに興味や関心がなくなる
- 気分がずっと重く沈んでいる
- 自殺願望
- 思考能力の低下
- 悲観的になる
- 集中力が続かない
- イライラする
- 落ち着きがなくなる
- 憂鬱な気分が数週間続く
- 強烈な不安感
うつ病のもっとも大きな特徴として、やる気がなくなって行動できなくなるということがあります。
今まで楽しいと思っていたことを楽しめなくなったり、服装や身だしなみにも無頓着になります。
また、何をするにも意欲が低下していますので、お風呂に入ったり、着替えをしたりするのが面倒になったりしますし、人と会うのも億劫になります。
他の人から見たら怠けているように見られるのもこのためです。
うつ病になると考え方も極端になり、妄想を抱くこともあります。
とにかく悲観的で否定的な妄想を抱き、本来絶対にならないような悪いことまで考えこんだりします。
例えば、まだ貯金もあるのに、「もう自分はお金がない。これから暮らしていけない」など最悪な状況を考えがちです。
この悲観的・否定的考えからなかなか抜け出せないために、負のスパイラルに陥る事も特徴です。
仕事休めない→がんばりたい→がんばれない→仕事つらい→休みたい→仕事休めない
うつ病になると集中力や思考力も低下しますので、仕事などでミスなど犯してしまうことも多くなりますが、そうなると自己嫌悪に陥り、ますます鬱が悪化するという悪循環にはまる恐れもあります。
また、最悪なのが自殺願望が強くなる場合です。
とにかく物事を悪く、最悪な事ばかり考えますので、こんなことなら死んだほうが楽だと思い、自殺してしまう人も少なくありません。
そんなことにならないためにも、上記のような症状が現れたら、まずはお医者さんに相談してみて下さい。
私も一度自殺をしようと大量に薬を服用したことがありますが、今考えるとなんてバカなことをしたんだろうと思います。
きっと解決策はありますので、心配しないで下さいね。
関連ページ
- 鬱と憂鬱の違い
- 鬱と憂鬱って何が違うのでしょうか?その違いについて解説していきます。
- 鬱の身体的症状
- うつ病の様々な身体的症状を解説していきます。
- 中年期のうつ病
- うつ病が一番発症しやすいのは、40才前後の中年期と言われています。なぜその年代に多いのか?また具体的な症状について解説していきます。
- うつ病の原因
- うつ病の原因とは一体何でしょうか?解説します。
- 最近のうつ病
- 最近のうつ病の傾向をご紹介します。
- うつ病の経過
- うつ病はどのように進行していくのでしょうか?うつ病の症状の経過について解説します。
- うつ病の回復までの過程
- うつ病の回復までの過程をご説明します。
- うつ病と似た病気
- うつ病と症状が似た病気をご紹介します。
- うつ病と合併しやすい病気
- うつ病と合併しやすい病気をご紹介します。