うつ病 鬱  

スポンサーリンク

うつ病の回復までの過程

うつ病は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら回復していく病気です。

 

その過程は大きく分けて3つあると言われています。

 

 

 

 

①急性期

急性期はうつ病の症状である、意欲の低下や気分の落ち込み、不眠、食欲低下などがもっとも重い段階のことです。

 

うつ病と診断されてから治療を開始して1~3ヶ月くらいで徐々に症状が軽くなるのが一般的らしいです。

 

この期間は十分な休養と、薬による治療も行われます。

 

薬は少量から初めて、症状に合わせて徐々に増やしていきます。

 

うつ病の薬は即効性があるわけではなく、早くても2週間くらいはかかるので、焦らずゆっくり治療するのが肝心です。

 

私も最初はごく少量の薬から初めて、先生と相談しながら徐々に薬を増やしていきました。

 

やはりすぐには効果がなかったので、これで大丈夫かな?なんて思ったのですが、1ヶ月くらいで強い焦燥感などはなくなっていったと思います。

 

②回復期

この時期は症状が軽くなったり戻ったりと浮き沈みしながら徐々に回復していく期間です。

 

3~6ヶ月で約50%、1年で約70~80%のうつ病の患者が意欲低下や不安などの症状がなくなってきたと実感するようになります。

 

この時期になるとだいぶ楽になるので、もう治ったんだと思い込んで薬をやめたり、無理して仕事をしたりすると、また症状が悪化してしまうことがあります。

 

私はこの時期に何を思ったか、仕事をやめて独立したので、症状が一気に悪化してまた元通りになってしまいました。

 

そしてその後も仕事のストレスから、回復するのにもの凄い時間を要しました。

 

今考えてもこの時期の過ごし方がその後の治療に大きく左右されると思うので、十分注意して下さい。

 

私みたいに焦って仕事をすぐに初めないで、まずは生活リズムを整えることが重要だと思います。

 

職場復帰に関しては、先生とよく相談してからにしてください。

 

また、出来れば職場にも事情を説明して、まずは短い時間からスタートするなど、決して無理しないようにしましょう。

 

鬱病の人はまじめな人が多いと思うので、つい頑張ってしまう人が多いですが、それは回復が遅れるだけなので、焦らずゆっくりを心がけて下さい。

 

③回復予防期

回復期を過ぎて症状が安定している時期です。

 

この時期も回復期と同じで、無理をするとまた症状が悪化します。

 

うつ病の人の約半数は再発すると言われていますので、この時期の過ごし方も気をつける必要があります。

 

薬はうつ病から回復しても1年ぐらいは飲み続ける必要があると言われていますので、勝手に薬をやめたりは絶対にしないで下さい。

 

私は病院に行けなくて薬を2週間くらいいきなり飲まなくなったことがあるのですが、その時に離脱症状が出て、一気に気分が落ち込んでひどい目にあいました。

 

急にやめたりすると必ず反動がくるので、先生と相談しながら徐々に量を減らしていって下さい。

 

偉そうなことを言っていますが、私は症状が良くなると無理して仕事をし出したので、その度にまた症状が悪化して、回復が遅れるということを何度も繰り返していました。

 

やはり仕事をしないというのは焦りが生まれますので無理しがちなんですが、余計に社会復帰が遅れるだけなので、ほんと焦りは禁物です。

 

 

いずれにしても、自分で勝手に判断しないで、先生と相談しながら徐々に日常生活を取り戻すようにして下さい。

 

 


関連ページ

鬱と憂鬱の違い
鬱と憂鬱って何が違うのでしょうか?その違いについて解説していきます。
鬱の精神的症状
うつ病の様々な精神的な症状を解説していきます。
鬱の身体的症状
うつ病の様々な身体的症状を解説していきます。
中年期のうつ病
うつ病が一番発症しやすいのは、40才前後の中年期と言われています。なぜその年代に多いのか?また具体的な症状について解説していきます。
うつ病の原因
うつ病の原因とは一体何でしょうか?解説します。
最近のうつ病
最近のうつ病の傾向をご紹介します。
うつ病の経過
うつ病はどのように進行していくのでしょうか?うつ病の症状の経過について解説します。
うつ病と似た病気
うつ病と症状が似た病気をご紹介します。
うつ病と合併しやすい病気
うつ病と合併しやすい病気をご紹介します。

ホーム RSS購読 サイトマップ
TOP お問い合わせ