うつ病の治療期間
うつ病と診断されてからの治療期間はどれくらいなのでしょうか?
これは一概にこれくらいとは言えないのですが、今回は一般的なおおよその目安をご紹介しようと思います。
因みに、私は医師に黙って仕事を変えたりして再発を繰り返し、治るのに数年かかってしまいました。
そんな事にならないためにもちゃんとした知識をつけてください。
治療期間
先程も言いましたが、治療期間は人それぞれなので、ハッキリとした事は言えませんが、おおよその目安としては、半年~1年くらいだと思います。
ただし、私もそうですが、1年以上かかる人もいますので、半年~1年で治らなかったといって不安になると余計悪化すると思いますので、あくまで目安として捉えておいて下さい。
順調に回復してうつ病が治っても、薬は1年くらい飲み続けるようです。
急にやめるとまた再発の危険がありますので、これも医師とよく相談してみてください。
私も結構長いこと飲んでいました。
一度もう治ったから薬いらね~だろと勝手に判断してやめたことがありますが、急にやめたので精神的にちょっと不安定になり、慌てて飲むのを再開しました。
ですので勝手な判断はしないでくださいね。
時間がかかるワケ
どうしてうつ病の治療はそんなに長いことかかるのでしょうか?
一番は再発の可能性があるからです。
治ってもいないのに焦って仕事をしたり、元の生活に戻ろうとしたりすると症状が悪化する事が多々あります。
私は治療して4ヶ月くらい経ってだいぶ症状が軽くなった時に、医師に内緒で独立して仕事を始めました。
今考えるとなんでそんなことしたのか理解に苦しみますが、当時は社会復帰というものにかなり焦っていたので、そんな無茶をしたんだと思います。
案の定それでまたぶり返して、前よりも症状が重くなりました。
結局そのせいで数年間も治療することになったので、これを読んでいるあなたはそんな事にならないように注意して下さいね。
さて、治療に時間がかかる理由の二つ目は、脳内の伝達物質の正常化に時間がかかるからです。
コチラのページで、うつ病には脳内の伝達物質が深く関わっていると言いましたが、その機能が正常化するのに時間がかかります。
ですので、うつ病の治療は根気よくじっくりと時間をかけて行って下さい。
どうしても焦りなんかが出てくると思いますが、医師のいうことを聞いてご自分で勝手な判断だけはしない方が良いですよ。
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