心療内科・精神科の受診前の準備
うつ病になって、心療内科や精神科に行くとき、事前に準備すべき事があります。
今回はそのポイントについてご説明しますが、その前に病院の守秘義務について少しお話したいと思います。
病院と守秘義務
「病院に行きたいけど、会社にバレるのは嫌だな・・・」
そんなふうに思うかもしれませんが、病院や医師は守秘義務があるので、そこから会社にバレることは絶対にありませんので安心して下さい。
唯一会社にバレる恐れがあるのは、通院している所を会社の人に見られた場合です。
ですので、会社の人にも絶対にバレたくない場合は、職場から少し離れた所の方が良いかもしれません。
ただし、コチラの記事でも言いましたが、病院は出来るだけ通いやすい所にして下さい。
バレたくないからと言って遠くの病院にすると、後々絶対に苦労します。
ただ、うつ病は一人だけで治療するものではなく、周りのサポートも必要な病気なので、理解のある会社でしたら打ち明けたほうが治療に専念出来ると思います。
私は結構症状が重かったので、医師から会社は少し休んだほうが良いと言われ、すぐに上司に報告しました。
この時はもう会社を辞めようと思っていたので、別にバレてもいいやって気持ちでした。
しかし、こればかりはいろんな事情があると思いますので、じっくり考えてみてください。
私のように短絡的にすぐに会社を辞めようとするより、まずは会社の人と相談された方が良いと思います。
職がなくなると今度は経済的な不安が重しになりますので・・・。
受診前の準備
行く病院が決まった場合、その病院のホームページがある場合はそこで事前にどういう診療をしているのかを確認しましょう。
薬物療法、カウンセリング、心理療法など、病院によって違う所もあります。
中にはカウンセリングだけしか行っていない所もあるみたいですので、そういう所もチェックしておきます。
その後電話をして、予約制なら予約を、そうでないなら空いている時間を確認して下さい。
最近はほとんどが予約制だと思いますが、評判の良い病院ですと初診の予約が1ヶ月先とかいうところもあります。
私が通院している病院も初診の人はそれぐらい先になりますし、ほんとに患者がたくさんいた時は、初診の患者さんは数カ月先とかになっていました。
ですので、予約がいつとれるかちゃんと確認して下さい。
あまりに待たされるようでしたら、別の病院も選択肢に入れたほうが良いと思います。
とりあえず予約だけでして、その間に他の病院に行っても良いかもしれません。
服装ですが、血液検査や心電図、脳波の検査などをすることがありますので、脱ぎやすいリラックスした服装が良いと思います。
また、病院はご自分一人で行くよりも、家族の人と行ったほうが今後の治療には良いかもしれません。
今後の治療方針など、家族の人が知っておいた方が良い情報もあるからです。
何度も言っていますが、うつ病は周りのサポートも必要ですので、無理して隠すような事はご法度ですよ。
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